落雷保護に関する国際会議(ICLP2010)で
発表しました。(2010年9月15日)

「日本型風力発電ガイドライン(落雷対策編)」について


  平成22年9月13日~17日、イタリアのカリアリで第30回ICLP(International Conference Lightning Protection:落雷保護に関する国際会議)が開催され、9月15日に「日本型風力発電ガイドライン(落雷対策編)」という題目で発表を行いました。

 発表は、弊社が平成17年度~平成19年度にかけて受託したNEDO((独)新エネルギー・産業技術総合開発機構)の委託業務「日本型風力発電ガイドライン策定事業」のうち「落雷対策委員会」で策定された、日本の環境条件に沿った風力発電設備に対する雷保護対策の指針「日本型風力発電ガイドライン(落雷対策編)」についてです。

 日本国内の雷に関する環境条件は風力発電設備に関する国際標準を超えることが知られており、海外でも認識されつつあるところですが、国際標準の改訂、ひいては海外製品による国内事故の減少へと繋げることを目的として、国内情報を海外に向けて発信することが求められており、今回の発表となりました。

 内容は以下の通りです。
   ・日本の落雷状況、風力発電設備の落雷被害分布について
   ・落雷リスクマップの作成と紹介
   ・落雷リスク評価と推奨する雷保護対策について
  
 なお、日本型風力発電ガイドラインについては、NEDOのホームページにて公開されております。